EVERYTHING Mr.Children

トイズファクトリー

発売日 1992-05-10
¥ 1,999

ミスチルの記念すべき1stアルバム。 確かに今(00年代)のミスチルとはちょっと違うかもしれませんが、他のバンドの一枚目と同じように、今のミスチルには無い魅力がこのアルバムにはあります。 時代の空気に合わせたアレンジは今のミスチルに慣れた耳にとっては少し新鮮。 ネオアコみたいな曲もあるし。ミスチルの初期といえば、青春の甘酸っぱいあれだそうです。 小林武史にきっちりとプロデュースされたこのアルバムは他のバンドような一枚目の衝動なんてものとは無縁なものだけど、今聴くとそれがこのアルバムの個性となっている感すらあります。 当時の渋谷系的な信藤三雄のアートディレクションとミスチルのアンバランスさが逆に新鮮。

M.Childenをほとんど聴いたことがなく、たまたまこのアルバムを手にした人間のアルバム評です。 メロディのよさもさることながら、曲の中にちりばめられた小技が、ポップ好きの心をくすぐります。 先人の音楽をよく消化した上でオリジナリティを発揮しているところは、ファーストにして音楽はすでに完成の域。 ミスチルファンにウケるアルバムかどうかは分かりませんが、パワーポップ好きはMUST BUY。 1. ロード・アイ・ミス・ユー:出だしがポリスの「ロクサーヌ」。やっぱ、デビューアルバムの1曲目ですからね。 ロクサーヌ同様渋い曲展開になるのかと思いきや、メジャーに転調。サビの繰り返しのことろ、ボーカルのかぶり方が最高です。 2. ミスター・シャイニング・ムーン:前曲とはうって変わり、もろシュガーベイブ。趣味よすぎます! 3. 君がいた夏:ギターの音色がジョージ・ハリソン風。これも趣味よすぎ!! カスタネットなど小道具の使い方を聴くと、大瀧詠一とかも好きなのかしらって思っちゃいます。 4. 風‾ザ・ウィンド・ノウズ・ハウ・アイ・フィール:スピッツのファースト風。 サビはコレクターズを思い出させますね。曲の強弱のつけ方がとても成功しています。 5. ためいきの日曜日:うーん、これというコメントはありません。今のとこ。中休み的な曲。 6. 友達のままで:軽いノリの曲。ひねりが足りずちょっと軽すぎ。 7. チルドレンズ・ワールド:バックコーラスの「チュチュ……」がブラッド・ジョーンズを彷彿させます。 てか、順序からいくとブラッド・ジョーンズがこの曲の影響を受けたのかしら。だとしたら凄い。。 最後にふさわしい名曲。

このアルバムは「Atomic Heat」とか「深海」、「BOLERO」、「Q」、「シフクノオト」、等とはかなり掛け離れてます。 そして初期のM.Childenでオススメするなら 「Kind of Love」を聴いた方が良いです。こちらは名曲揃いなので。 このアルバムは良い曲は確かにあります。 でも勢いというのは感じません。爽やかなLOVEソングを爽やかに唄う感じで曲作りされています。 「何か」を求めるなら確実に他のアルバムをオススメします。 でも個人的に嫌いになれない一枚です。 ここからM.Childenは化け物になったなんて到底考えつかないや(笑)

売れてからのミスチルしか知らない人にとっては「これが同じバンドか?」と思えるほど、曲調や詩の内容が違う。 甘く切ない恋を、軽妙なリズムと日常のさりげないシーンで歌い上げる。 ある意味では、今このアルバムを聞くと新鮮かもしれない。 なお「深海」以後のミスターチルドレンは、このファーストアルバムを原点として回帰しようという試みが見られる。 深海発売後のシングルが、このアルバムと同名であることや、長期休養中、なぜかよく聞いたのがこのファーストアルバムであること。 「Q」発売以後のポップ感を全面に出したシングル発売などは、その表れといえる。 「風〜The wind knows how I feel〜」は名曲!

もう何年も聴いていませんが、当時このアルバムを父の車で聴いていた思い出があります。『childenwold』と『友達のままで』がお勧めです!未だに『ロード・アイミスユー』は好きでないですが。

EVERYTHING 収録曲 リスト

1 ロード・アイ・ミス・ユー
2 ミスター・シャイニング・ムーン
3 君がいた夏
4 風~ザ・ウィンド・ノウズ・ハウ・アイ・フィール
5 ためいきの日曜日
6 友達のままで
7 チルドレンズ・ワールド

関連CD
Versus Kind of Love Atomic Heart BOLERO DISCOVERY

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