TOMORROW NEVER KNOWS Mr.Children

トイズファクトリー

発売日 1994-11-10
¥ 969

メロディー、歌詞、歌唱。 その全てにおいて名曲という他ない。

276万枚という驚異的なセールスもなるほどなあという琴線に訴えるコンポジションですね。雲間から未だ見ぬ明日へという光のメッセージを引き出してゆくそれは、必殺のピアノイントロから始まり、静かに胸を掴むAメロは曇ったガラスのように灰色の心情を映します。そこへ陽射しがさしてくるようにコードが変わり、少しずつ加速してゆく歌詞と共にゆっくり心と体を抱き起こすような展開をみせます。当に内側からエネルギーを湧かせる魅力をこの曲は湛えていますよね(このシングルではインストが収録されているので構成がじっくり 聴けるわけです)。 しかし一方でそんな甘いメロディと違い、歌詞はにがみをはさみます。孤独さをなめ、背信の過去をひきづりながら人生を歩もうとする主人公がいます。それがこの曲の奥深い魅力なんですね。そして物語では彼自身の手で命題を超え、展望を切り開く回答をつけてくれています。このサビを抽出すると当時の我々中高生 にはこの主題はとてもわかりやすく、強く響きました。それがあの美しい旋律に乗ればなおさら感動的に鳴ります。 でもきっとこの歌詞を読むに、もっともっと背景には書きたいことがたくさんあり、虚ろなメロディが本当は鳴っている楽章がたくさんあったんだろうなと思います。その物語をぎゅっと縮めてこのサイズにしてあるような、その行間をむしろ今大人になり感じさせる曲です。何か衝動から綴られたような作者の非常に強い思いを感じる一曲ですね。 尚カップリングは正反対にミスチルがロックバンドたるアーシーなサウンドを鳴らしています。

闇の中で生きているものにとってこの曲は最高!!!「果てしない闇の向こうに手を伸ばそう」

メロディーと歌詞が壮大でスケールが大きい曲。 M.Childenの最大のヒット曲で、1994年発売、276万枚のセールスを記録。 M.Childenの象徴ともいえる1曲。

ミスチルをよく知る友人たちに、 「1番好きな曲は?」と聞いても、 この曲の名が挙がったことはない。 影が薄い存在なのか?といえば、それは全く正反対で、 むしろ「名曲すぎてランク付けの対象外」になっているのだ。 また、「いつも傍に置いておきたい曲」という意味では、 この曲は適当ではないのかもしれない。 時々、ふっとこのメロディー、そして歌詞を聴いたときに 「ああやっぱり“超”名曲なんだなあ」と感じるのである・・・

TOMORROW NEVER KNOWS 収録曲 リスト

1 トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ
2 ラヴ・コネクション
3 トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ(インストゥルメンタル・ヴァージョン)

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