掌 / くるみ Mr.Children

トイズファクトリー

発売日 2003-11-19
¥ 200

両A面でどちらに思い入れるのもその人の自由だと思います。で、「くるみ」の方が若干人気が高そうなので、「掌」について (「くるみ」も嫌いではありません。「桜井さんまた、上手いこと言うなぁ」と思いました)。 この曲の歌詞は明らかに(いや、わかりやすすぎるほど)、リリース当時起きていたイラク戦争についての暗示とそれに 対する桜井さんのメッセージが込められています。間奏で繰り返される「ひとつにならなくていいよ」というフレーズの いうところの「ひとつになる」というのはおそらく、その戦争や「9.11」を引きおこすきっかけとなったアメリカ流の グローバリズムのことです。 ところが、僕が書く以前のレビュー(全60件)をすべて読ませてもらいましたけど、くるみに言及しているものはともかくとして、 掌に言及しているもので、この「アメリカ」や「イラク」について言及されているレビューは皆無でした。 たしかに、そういった読解の仕方はもう古いと言われればそれまでです。しかし、文学や流行歌の歌詞をその時代の文脈に 依拠して読むということは、昔の人には普通に備わる「リテラシー」であったはず。それを桜井和寿の内的な葛藤や、エヴァ への言及というように自分たちの身の回りの事象として過小にとらえるのはいかがでしょうか。 それとも政治的な読みというのをファンの方々は自ら抑圧されているのでしょうか。 宮台真司さんによれば、当時年間TOP100に入ったシングルで、政治的な言及をしているのはこのミスチルの「掌」と、 桑田佳祐の「Rock'n Roll Heo」のたった二作だけだったそうです。 このシングルのメッセージを、ミスチルというミリオンアーティストが歌い上げたということは、今の時代、 かつてないほどに意義があったのだと思います。

幸福な食卓を観て、M.Childenの「くるみ」がすごく好きになりました。  この映画とばっちしです。 もうひとつのPVを観た気がしました。

久しぶりにCDを買って何度も聞いてしまうほど 歌詞に共感でき聞き返してしまう曲は初めてでした。 過去を振り返ってばかりで未来に希望が持てない人でも前に進もうと思わせてくれます。 M.Adultというオジサンバンドがくるみを熱唱してるPVも良い味出してて必見です! 掌のストレートな歌詞も結構好きですしこれからもミスチルには良い曲を出してほしいですね。

先日、w-inds.のファンクラブイベントに参加してきました。コンサートの中の個人のコーナーで慶太君が『くるみ』をアコースティックギター弾きながら歌ったのですが、かなり感動しました。ミスチルの歌の感じを全く感じされられないくらい上手かったです。家に帰るなりCD探して聞きなおしました。こんな曲だったんだと改めて感動しました。慶太君はスゴイ!!

卒業・進学・就職・転勤・退職 こういうシーズンになると、ついつい、この歌を思い出してしまう。 私も4月で転勤となる歯車のひとつだが、この転勤までの準備期間の数日間、ここを離れる別れの侘しさ、新天地を考えると押しつぶされそうな不安。「それでも希望に胸は震える」と言い聞かせながらも、「引き返しちゃいけないよね」が実は本音かも、ギシギシ鈍い音をたてながら。PVではMR.ADLUTSの演技が涙を誘い、勇気をもらった気分になる。 新しい世界(=特に就職)に飛び込む人に送るメッセージソング。

掌 / くるみ 収録曲 リスト

1 掌
2 くるみ

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