HOME(通常盤) Mr.Children

トイズファクトリー

発売日 2007-03-14
¥ 2,141

はっきり物申すなら、かなりPOPすぎる。マンネリしてるって言う気持ちもよくわかる。正直ファンじゃなかったら借りることも無かったと思う。 ただ、こんな感じのアルバムにもたしかに良曲、よく聴く曲もあります。 たとえば、「通り雨」「あんまり覚えてないや」はこの順番でそのままよく聴いていますし、「彩り」、「箒星」だって軽くさわやかに聴けるものだと思う。 ただ、このアルバムに共通しているもの。それは「POPすぎる」という点。 確かにあまりPOPだとかロックだとか、気にするべきではない。ジャンルがそもそも違うし、狙っていることもやっていることも全然違うからこの二つを比べるべきではない。それに、そんなことを「初めて聴いた」時に気にするような聴き方だと、「ジャンル」とか「音楽性」のデフォルトがかかって、その作品の良さに気付くことはできない。 それでも、このアルバムを全て通しで聴くと考えてしまった。上のように。 それほどPOPで、大衆向けだなぁと感じてしまった。リアルタイムとか関係なしに。 ・・・あまりしょっちゅう聴きたいとは思わなかったアルバムなのでおススメしません。なのに評価が星3つなのはM.Childenの次回作に期待ということで。ほんとの所評価は星2つです。

リアルタイムでミスチルを聴いてきて、最近のアルバムに首をかしげながらも購入しました。皆さんは本当にこのアルバムがいいように思われるんですか?私は聴いてみて全然パッとしなかったです。なんか感情の『衝動』が全然なくてなんにも心が動きませんでした。多分ミスチルのネームバリューで傾いて聴いてるのかなと思い、全てのミスチルの情報を捨てて聴いたのにやっぱり全然。購入前に試聴したなら間違なく買わなかったでしょう。 全く力がない曲ばかりですよね。世間に主張したいことがなくなったんでしょうか?

これも時代なのでしょうか? M.childen史上最も軽い作品です。 リラックスした作品としての高い評価が多いようですが、 プロならリラックスした気持ちで聞かせても作るときは必死でなければいけません。 良い曲もあるのですが、一方で使い古しのような安易なメロディや 悩むことを放棄してしまったような明るいだけの詩には正直失望しました。 活動を再開してからのミスチル作品には一貫して葛藤する苦悩が強く込められていたので、 アラの見える作品でも心に訴える力がありました。 本作品はポジティブな面だけを切りとったような上っ面の印象があり 残念ですが強い気持ちは伝わってきませんでした。 一番良かった曲は最後の「あんまり覚えてないや」です。 ひょっとしたら桜井さんはこのアルバム作りたくなかったのではないですか?

前作は1つ1つの個性が強く、聞き応えがあるアルバムでした。 そしてその後にリリースされたのがこの「HOME」です。 正直言えば パッとする曲がフェイクぐらいしかない気がします。 しかし、よく聞いてみると 日常がそのまま映し出されているような「彩り」や 優しい歌詞の「anothe stoy」「もっと」「やわらかい風」など 飾りっ気が全然なくて 日常によりそってくれるしっとりしたアルバムだったと思います。 後でよく考えてみると 2007年で一番売れたアルバムがこれだとか。 納得できますねぇ。

歌詞は完璧にシフクノオト以降の「私服」の世界観をさらにつきすすめたものですよね。ラブソングが多かったあのころとはまったく違う。 でも不思議。何度聞いても曲は「KIND OF LOVE」「Vesus」の頃に近い気がするんですが。「Wake me up!」とか。 「彩り」とか「しるし」が苦手なので星ひとつ下げますが、「Wake me up!」を聴いてるとミスチルには若いバンドに負けないイノセントな感覚と勢いがあるなと思います。

HOME(通常盤) 収録曲 リスト

1 叫び 祈り
2 Wake me up!
3 彩り
4 箒星
5 Another Story
6 PIANO MAN
7 もっと
8 やわらかい風
9 フェイク
10 ポケット カスタネット
11 SUNRISE
12 しるし
13 通り雨
14 あんまり覚えてないや

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